1月2016

2016年新潟県経済を占う 県内主要団体に聞く

2016/01/04 :自主調査(調査報告)

県内景気は横ばいの見通しが広がる
TPPの動向、消費増税への対応に注目

2015年の新潟県経済を振り返ると、生産活動や個人消費がともに力強さに欠き、概ね横ばいで推移した。一方、中国の景気減速の影響が製造業の一部にみられ始めており、県内経済の先行きには不透明感も出ている。

こうしたなか、当センターでは、県内の主な業界団体や商工会議所・連合商工会の45団体にご協力をいただき、2016年の見通しについてうかがった。以下はその調査結果である。

1.2016年の国内景気見通し

─先行きは見方が分かれる─

調査1新年(2016年)の国内景気の見通しを尋ねたところ、昨年と比べて「変わらない」と予想する回答が21団体と最も多く、調査対象45団体(業界団体35団体、商工会議所・連合商工会10団体)のうち半数近くが現状維持で推移するとみている。ただし、「やや好転」と「やや悪化」がそれぞれ11団体、「好転」と「悪化」が1団体ずつあり、先行きの見方が分かれている。

また、前年調査(2015年見通し)と比較すると、「変わらない」が減少する一方、「やや好転」や「やや悪化」が増え、見通しがより分かれる結果となった。

2.2016年の県内景気見通し

─ 半数超が横ばいの見通しながら、改善の兆しも─

調査2新年(2016年)の県内景気の見通しを尋ねたところ、「変わらない」と予想する回答が26団体と最も多く、半数超が横ばいとの見通しとなった。次いで「やや悪化」が11団体、「やや好転」が5団体、「悪化」が2団体、「好転」が1団体となっている。

前年調査(2015年見通し)と比較すると、「やや悪化」が減る一方、「変わらない」や「やや好転」「好転」が増えている。県内景気の先行きについては、依然として慎重な見通しが示されているものの、前年と比べると改善の兆しがみられる。

 

~全文は以下のPDFをご覧ください。~

全文PDFその1tip_pdf

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百年の計

2016/01/04 :感頭言

一般財団法人 新潟経済社会リサーチセンター 理事長 田巻 清文

新しい年を迎えると、なにか格別な思いを抱く。昔から「一年の計は元旦にあり」といわれるが、この格別な思いの中で、一年とはいわず、百年の計について思いを馳せたい。

そもそも未来を予測することは難しい。一般的には未来の時間範囲が長ければ、長いほど予測の精度は下がってくる。ましてや百年先の超長期の予測となると想像がつかない。精度が高いといわれる人口予測でも百年先までは見通し難い。大きな変動、想定外の出来事は、歴史上頻繁に発生してきたし、これからも発生するだろう。過去のトレンドが将来も直線的に続くことはなく、未来は常に不確定だ。ピーター・ドラッカーが「未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ」と述べているが、けだし至言だ。

一方、「歴史は繰り返すので、歴史から学べ」とも言われている。過去の事象を研究し、それを教訓とすれば、予測の精度が上がるということだ。ならば過去の大量の情報、記録を収集し、解析するに適しているビッグデータと人工知能(AI)は未来予測に大いに役立つかもしれない。当然、データ集積には限界がある。また、予測といっても確率的なものとなろうが、人が行う予測に比べ、事実を事実として客観的に認識でき、常識や思い入れを取り除くことは可能である。しかもICT技術の進歩は目覚しく、現在は想定外なもの、不確実なものでも将来には予測できる可能性は大いにある。 続きを表示…

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グラフで見る県内経済2016年1月(十一月の新潟県経済)

2016/01/04 :グラフで見る県内経済

概況:横ばいで推移している県内経済。生産活動は一進一退が続く

生産活動:概ね横ばいで推移している

県内経済9月の鉱工業生産指数(季節調整値)は、前月比0.8%上昇して99.1となった。出荷指数は、同3.6%増加して104.4となった。在庫指数は、同3.4%低下して129.6となった。

食料品は米菓や水産練り製品などにより好調を維持している。

はん用・生産用・業務用機械は、工作機械を中心に堅調に推移している。

輸送機械は国内の自動車販売が減少している影響などから、弱含んでいる。

電子部品・デバイスは一部に明るさがみられるものの、依然として低水準で推移している。

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株式会社 シーキューブ

2016/01/04 :探訪

3次元CADから技術者派遣までの総合エンジニアリングサービスを提供する  株式会社 シーキューブ

製造業の製品開発には欠かせないCAD/CAMシステムの販売・サポートの提供で、ものづくりを支える株式会社シーキューブ。

市場のニーズに応え、さらに社内プロジェクトを立ち上げ、社内ベンチャー事業として新たな挑戦を続ける同社の創業と事業展開について、本川社長にお話をお聞きしました。

[会社概要]
代表者 本川 勇次探訪
所在地 新潟市
設立 2000年1月
社員数 74名
資本金 4,560万円
事業内容 CAD/CAMシステム販売、エンジニアリン
グサービス、人材サービス、インターネット
販売サイト運営 他
URL http://www.ccube.co.jp/

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第58回

2016/01/04 :酒井とし夫の街でみつけた商売繁盛のヒント

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、酒井とし夫です。私は自分で商売をしながら経営戦略や戦術を学ぶにつれて、こんなことを思うようになりました。

「日常生活で何気なく見ているモノやコトの中にこそ、よく考えられた集客ノウハウや広告宣伝、販促、マーケティングのテクニックがぎっしり詰まっている」

スーパーに置かれている買い物かごの位置にはちゃんと理由があります。街の繁盛店の店頭ワゴンに並ぶ商品にはオーナーの意思と意図が現れています。店舗のレイアウトはその企業の膨大な調査と経験の集大成です。POP、値決め、色使いはその企業やお店の試行錯誤とテストマーケティングの結果です。毎日、目にするチラシ、DM、雑誌、TV、新聞、書籍、ホームページには読み手の興味と関心を引く効果的なコピー作成ノウハウが凝縮されています。

そんな日常生活の中で私が見つけた商売に役立つヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

単価アップで商売繁盛 クロスセル

新年明けましておめでとうございます。今年も毎号あなたの仕事と人生に役立つ記事をお届けしますのでご愛読の程、よろしくお願い申し上げます。

さて、新年第1弾の記事として今日は縁起良く「お客様の単価アップ」の方法をいくつかお話ししましょう。先日、出張先の電車内でのこと。その車内にはワゴン販売の女性がいました。その女性は通路を何往復もして、熱心に仕事をしていました。

酒井さん1乗客とすれ違うときも

「あっ、すいませ~ん!」

と明るい声でペコッとお辞儀をします。にこやかでとても雰囲気の良い女性です。

私は温かいコーヒーが飲みたくなり

「ホットコーヒーをください」

と声をかけました。

するとその女性はニコッとしてこう言いました。

「はい、ありがとうございます!ホットコーヒーですね。少々お待ちください」

そして、彼女は熱々のコーヒーを入れて、そのカップを私のテーブルの上に置きました。

「熱いですのでお気をつけください」

そして、私が財布を開けようとしたまさにその瞬間に彼女は左手に持っていたタッパーケースをパカッと開けてこう言いました。

「お客様、一緒に出来立てのおいしいパウンドケーキはいかがですか?」

見ると確かに美味しそうだったので、私はパウンドケーキを一緒に買いました。

彼女はニコニコしながら「ありがとうございます!」と弾んだ声でお礼を言いました。

彼女の一言で私の客単価は2倍になったのです。

このように関連商品の購入を顧客に促すことを「クロスセル」といいます。車を買ったときに「カーナビはどうしますか?」と聞かれるのも、スーツを買ったときに「ワイシャツはどうしますか?」と聞かれるのもクロスセルです。これが最も簡単な単価アップの方法の1つのスキルになります。

さて、今年はあなたの商品にもう1品クロスセルできるものはないでしょうか? 続きを表示…

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2016年旅のトレンド予測

2016/01/04 :地域観光事業のススメ方

株式会社 井門観光研究所 代表取締役  井門 隆夫(いかど たかお)氏

─日本型シェアエコノミーの台頭─

毎年1月号の本コラムではその年の旅に関するトレンド予測を書いている。昨年は「金沢・能登」「東京フィーバー」「古民家活用」「ハロウィーン」「キュレーションメディア」などが流行ると勝手に予想していた。ここまで中国人団体旅行客が伸びると予測できず、「爆買い」を逃していたのは情けなかったか。

ということで、懲りずに、2016年・旅のヒット予測!

第5位 インバウンド踊り場

円安傾向や中国をはじめとするアジア各国の経済成長、日本への入国ビザの緩和等の効果により2012年から伸び続けてきたインバウンド市場だが、一服しそうだ。国際情勢や経済の変化は未知数だが、少なくとも中国のバブル崩壊の影響は団体旅行客の勢いに影を落とす。東京や大阪のホテル単価の高騰にも嫌気がさされつつある。

また、8年ごとにやってくる米国大統領選挙の年(オリンピックの年でもある)は、何かよからぬことが起きる予感がするのだ。8年前の2008年、リーマン・ブラザーズが経営破綻した。岩手内陸地震で大きな被害も出した。16年前の2000年、中東和平交渉が決裂した。三宅島が噴火し、小渕総理が急逝した。

インバウンドは(もちろん海外旅行もだが)、国際経済変化や紛争・疫病に弱い。何ごとも起こらないことを祈るばかりだが、インバウンドも常に上り調子というわけにはいかないということも心しておきたい。 続きを表示…

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