2月2017

2016 年下期新潟県企業動向調査

2017/02/01 :自主調査(調査報告)

足元の業況感は横ばい圏内で推移。ただし、先行きは慎重な見通し

1.業況感

(1)全産業

2016年7-9月期における県内企業の業況判断BSI(※)は▲22.1となった。原材料価格が低下し採算面が改善したことや、首都圏などで民間工事が好調であることなどから、同4-6月期の▲31.7から9.6ポイント上昇した(図表1)。

続く、16年10-12月期(含む実績見込み)は▲20.3となり、同7-9月期比で1.8ポイントの上昇にとどまり、足元では横ばい圏内での推移となった。

先行きを示す見通しBSIは、17年1-3月期が▲26.1、続く同4-6月期は▲26.5と16年10-12月期と比べてやや悪化が見込まれており、先行きは慎重な見通しとなっている。
(※)BSI(ビジネス・サーベイ・インデックス)とは、アンケートの回答結果を指数化したものである。本稿でのBSIとは、業況あるいは先行きの見通しなどが「良い」か「悪い」かという質問に対して「プラス(良い、増加等)」「普通(不変等)」「マイナス(悪い、減少等)」の3つの選択肢を用意して、「プラス」と回答した企業の割合から「マイナス」と回答した企業の割合を差し引いた数値のことをいう。

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(2)業種別

%e4%bc%81%e6%a5%ad%e5%8b%95%e5%90%91%e8%a1%a8%ef%bc%92業況判断BSIを業種別にみると、製造業は16年7-9月期が▲23.0となり、同4-6月期比5.7ポイント上昇した(図表2)。

続く同10-12月期は▲21.6となり、同7-9月期比1.4ポイント上昇した。内訳をみると、食料品などの業種で低下したものの、金属製品や化学などで上昇した。

なお、最近の業況などに関して自由回答形式で尋ねたところ、製造業からは「ロボット関連の受注が好調である」(一般機械)、「原材料価格が低下しており業況が回復している」(化学)といった声が挙げられた。

非製造業は16年7-9月期が▲21.4となり、同4-6月期比12.3ポイント上昇した。

続く同10-12月期は▲19.3となり、同7-9月期比2.1ポイント上昇した。内訳をみると、運輸では低下したものの、建設や卸売などで上昇した。

非製造業の業況については「民間工事は大都市圏で好調である」(建設)、「高付加価値商品の売上数量が増加したため業況は改善している」(卸売)などといった声があった。

先行きについては、製造業では横ばい圏内で推移する見通しである一方、非製造業は16年10-12月期と比べて低下する見通しである。

(3)規模別

%e4%bc%81%e6%a5%ad%e5%8b%95%e5%90%91%e8%a1%a8%ef%bc%93業況判断BSIを規模別にみると、16年7-9月期は大企業が▲12.5、中堅企業が2.1、中小企業が▲24.4となった。同4-6月期比では中堅企業や中小企業は上昇したものの、大企業は低下した(図表3)。

続く16年10-12月期は大企業が▲12.5、中堅企業が▲22.9、中小企業が▲20.4と同7-9月期と比べると、中小企業は上昇したものの、中堅企業は低下した。先行きは中堅企業では概ね横ばいで推移するものの、大企業や中小企業では低下を見込んでいる。

 

~全文は以下のPDFをご覧ください。~

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今こそ新潟の「質」のアピールを!

2017/02/01 :感頭言

東京海上日動火災保険株式会社 新潟支店長  原田 清

私は3年前から新潟に赴任しています。静岡県出身の私にとって、それまでの新潟のイメージは「雪・米・日本酒」のみでした。それが今では、四季折々の美しさや豊かさ、住・食・遊を満喫できるのは新潟の他にはないと実感しています。

中でも「食」はお米を代表に、豊富な野菜・果物・山菜・きのこ類・魚介類と、山の幸から海の幸まで、多くを堪能することができます。美味しい日本酒とともに食す夏の「十全なす漬け」、秋の「かきのもと」など、豊かな食に四季の移ろいさえも容易に感じ取る事が出来ます。 続きを表示…

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グラフで見る県内経済2017年2月(十二月の新潟県経済)

2017/02/01 :グラフで見る県内経済

概況:横ばいで推移している県内経済。公共投資は下げ止まりつつある

生産活動:弱含んでいる

%e7%9c%8c%e5%86%85%e7%b5%8c%e6%b8%8810月の鉱工業生産指数(季節調整値)は、前月比1.7%上昇して96.1となった。出荷指数は同2.5%上昇して99.2となった。在庫指数は同1.1%低下して122.3となった。

輸送機械は自動車部品などで持ち直しの動きがみられるものの、全体としては弱めの動きとなっている。

はん用・生産用・業務用機械は海外需要の減少などにより、弱含んでいる。

電子部品・デバイスはスマートフォン向けなど一部に明るさがみられるものの、全体としては低水準となっている。

一方、金属製品は建設用金属製品や暖房機器などを中心に堅調に推移している。

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藤木鉄工株式会社

2017/02/01 :探訪

Sグレードの認定取得でさらなる発展を目指す  藤木鉄工株式会社

日本でも有数の鋼構造物・橋梁の製造メーカーとして県内をはじめ首都圏でも多くの実績を誇る藤木鉄工株式会社。2016年2月に全国約2,200社の鉄骨メーカーのうち、13社しか認定されていないSグレード(業界最上位)を取得されました。

その取得に向けた取り組みや今後の展開などについて、熊倉社長からお話をうかがいました。

%e6%8e%a2%e8%a8%aa代 表 者:熊倉 吉一
所 在 地:新潟市中央区
創  業:1927年
社 員 数:210名
資 本 金:9,800万円
事業内容:鉄骨・鋼橋等大型鋼構造物の設計・製作及び現場施工

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第11回

2017/02/01 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていてもビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは・・・、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

少数の意見が多数派を変える時

%e9%85%92%e4%ba%95%e3%81%95%e3%82%93我が家にはさくらという名の猫がいます。このさくらはおとなしい猫であまり鳴きません。

5年前に逝ってしまった猫のサスケはよく鳴きました。

サスケは家内の足元に近寄ってきて

「みゃーみゃーみゃーみゃーみゃーみゃーみゃーみゃーみゃー」

と鳴きます。こういうときは大好物の粉チーズをくれと主張をしています。家内や私が

「まだご飯の時間じゃないからダメだよ」

といっても 「みゃーみゃーみゃーみゃーみゃーみゃーみゃーみゃーみゃー」

と鳴きます。サスケはこの主張が通るまで鳴き続けます。

「粉チーズ!粉チーズ!粉チーズ!」と一貫して主張します。そして、必ず家内と私は彼の主張を受け入れて、ご飯の時間ではなくても彼は粉チーズを手に入れることに成功していました。

話は変わりますが、東北地方のある村で1人の村長が選ばれました。村長になった彼は次のように主張したそうです。

「村の海岸線に高さ15mの防潮堤を作るべきだ」

この話を聞いたほとんどの村人は反対したそうです。

「そんな高い防潮堤はいらない。半分で十分だ」

「いや、半分もいらない。そんな津波は来ない」

それでも村長は主張を続けたそうです。

村長は子どもの頃、おばあさんから大昔にその地域を襲った大津波の話を何度も聞かされていました。おばあさんは高さ15mを超える大津波のことを彼に話して聞かせました。子どもだった彼は村長になり、住民のためにこう主張し続けたそうです。

「村の海岸線に高さ15mの防潮堤を作るべきだ」

初めはあきれていた住民も、猛反対していた住民も結局、繰り返し続く村長の主張を受け入れることになりました。そして、海岸と地元の小学校の間に高さ15mの巨大な防潮堤が建設されたのです。

その数年後、東日本大震災が発生しました。高さ15mの防潮堤があの時の大津波を食い止め、小学校の児童の被害はゼロだったのです。 続きを表示…

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和食を求める外国人

2017/02/01 :地域観光事業のススメ方

株式会社 井門観光研究所 代表取締役  井門 隆夫(いかど たかお)氏

─ペスクタリアンで地方創生─

1.和食を食べたい外国人

全国を巡っていて感じること。それは都市や有名観光地において、外国人観光客が目立って増えたと実感することだ。今や、東京や京都はもとより、箱根・富士、高野山、広島あたりでは日本語より英語を話す機会のほうが多いのではないかと思うくらいだ。

一方、それ以外の地方の温泉地や農漁村では、今まで通りの日本人のシニア観光客が目立つ。しかし、徐々にそうしたシニア客のリピーターの足が遠のき、集客に苦慮するようになり、1軒、2軒と宿を畳もうかどうしようかと悩む経営者が後を絶たなくなってきているのが現状ではないだろうか。

有名観光地で外国人も増えつつあるエリアは国や自治体からの支援も増え、生産性も向上する一方で、ブランドのない農漁村エリアや山間部の温泉などは苦戦し、国内観光地での二極分化が進んでいるように感じる。

こうした市場環境のなかで、妙な「矛盾」を感じることがある。外国人観光客は本当なら、こうした有名観光地の宿ではなく、農漁村エリアや山間部の温泉宿に泊まりたいのではないのではないかということ。その理由としては、宿で食べたいのが日本人観光客が食べている「豪華な会席料理」ではなく、日本の郷土性のある料理ではないかと思うからだ。

そのせいか、外国人は「旅館に泊まりたい」という希望は多いものの、実際に泊まっている数はそれほどでもなく、ホテルの利用が多い。さらに、1泊2食で予約したものの、豪勢な夕食を放棄して町に食べに出かけるという方も散見される。

とはいうものの、町に出てお目当ての店があるかというとそうでもない。なぜなら、望んでいる「和食」を出す店がなかなかないためだ。「和食」とは、天ぷらとかしゃぶしゃぶではなく、根菜や魚介を中心とした昔ながらの「和食」だと思う。結果として、わかりやすい寿司店ばかりに外国人客は流れていないだろうか。

残念ながら、日本人の泊まる宿はパンフレット映えのするエビ・カニ・牛肉といった「赤もの」づくしの料理になって久しい。有名観光地だけならまだしも、山の中の温泉でさえだ。とりわけ、昨今の高齢者は牛肉が大好きで、多くの旅館ではシニア客向けに牛肉を定番としている。

しかし、こうした料理は外国人が求める料理ではないのだと思う。 続きを表示…

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新潟ビジネス最前線(21) 鉄鋼製品卸売業

2017/02/01 :新潟ビジネス最前線

1.業界の現状

◎鉄鋼製品卸売業とは

%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%8d%e3%82%b9%e6%9c%80%e5%89%8d%e7%b7%9a%ef%bc%91鉄鋼製品卸売業とは仕入れてきた鋼材を、取引先の注文に合わせて裁断などの加工を行い、販売する事業者を指す。鉄鋼製品卸売業は一次卸と二次卸に分かれており、本稿では県内で大半を占める二次卸を中心に現状や最近の動きをまとめた(図表1)。

◎県内の普通鋼鋼材の受注量と事業所数の推移

%e3%83%93%e3%82%b8%e3%83%8d%e3%82%b9%e6%9c%80%e5%89%8d%e7%b7%9a2県内の鉄鋼需給をみると、流通量の多い普通鋼鋼材の受注量は2006年に78万7千トンあったが、リーマン・ショック後の09年には56万トンまで低下した(図表2)。10年以降、増減はあるものの65万トン前後で推移しており、リーマン・ショック以前の水準を回復していない。

一方、県内の事業所数は06年に256あったが、09年に234、12年には230へと減少した(図表3)。しかし、14年には251となり、リーマン・ショック前の水準に回復している。

長期的にみると、鋼材の受注量は建設分野での需要低下により減少傾向にある。一方、事業所数は他県からの進出や県内企業の商圏拡大、加工用の工場の新設などの動きもあり、堅調に推移している。 続きを表示…

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第36回 外国人観光客誘致活動には新潟県らしさを/新エネルギーカー黒猫白猫論

2017/02/01 :チャイナレポート

外国人観光客誘致活動には新潟県らしさを

JNTO(日本政府観光局)が発表した2016年11月末までの中国からの訪日観光客数は594万人となり、15年の年間累計の497万人を既に超えた。少し前まで盛んに日本でいわれていた「爆買い」「爆花見」などの爆〇〇などと表現する現象はみられないにも関わらず、過去最高を更新している。中国経験の長い経営者がよくいう「底知れぬ潜在力を持つ市場」である。

中国人の海外旅行は団体旅行が解禁され20年、個人旅行にいたっては7年程度しか経っていない。しかしながら、所得の伸びやSNSなどの多様な情報源の普及を背景に、市場規模の拡大とニーズの多様化が短期間で同時に起こり、市場構造が日々劇的に変化している。一方、供給者である旅行会社では増加する需要に追い付くことに精一杯で、消費者個々の多様なニーズを捉えた商品を市場投入する活動へ、経営資源を適切に配分できない状態が続いている。日本国内のインバウンドを推進する各種団体は、このような状態にある国内旅行会社に対して、食、温泉、自然など日本的なモノを盛んにアピールしている。アピールを受ける方にすれば、既にお腹いっぱいのところに同じ料理を次々にだされているという具合であろう。満腹の人に更に食べてもらうには、ひと工夫が必要である。

上海市のインターネットラジオ局が視聴者向けに昨年11月に実施した新潟県の印象についてのアンケート結果によると、新潟県は「美味しい米」以外に、ほとんど際立った印象がないという結果がでている。日本国内で行われている地域ブランド調査(※)でも、魅力度が47都道府県中35位と同じような傾向がでている。これらの原因の1つに、新潟県は米、酒、雪、花火、伝統芸能、大自然など良質な日本的なモノや観光資源が多くあるがゆえに、かえって1つ1つの特徴がぼやけてしまうという贅沢な悩みを抱えているといえるかもしれない。

読者の皆さんは、毎年10月に行われる「新潟シティマラソン」が中華圏のマラソン愛好家を惹きつけ始めていることをご存じだろうか。その背景には新潟の一番の魅力である食が最も充実する秋という「時」、萬代橋や信濃川そして佐渡島を望む日本海夕日ラインなど新潟市ならではの観光資源という「地の利」、地元新潟市や市内の各種団体という「人の協働」が三拍子揃っていることが挙げられる。地方のマラソン大会に外国人のマラソン愛好家が参加し、大会はより魅力的なイベントとなっている。その取り組みは、「スポーツ文化ツーリズムアワード2016」を受賞するなど政府からの評価も得ている。

ハードとしての各地域の観光資源に、地域に根差したコト、いい換えれば地域ならではの生活、文化、習慣などのソフト的要素が加わることにより、地域の魅力を更に際立たせることができる一例といえるのではないだろうか。

外国人観光客という新たな市場は潜在成長力が大きいものの、国際情勢の変化に大きく影響を受けるリスクの高い市場でもある。食、温泉、自然に根差した伝統文化など良質な日本的なモノが県内各地に溢れる地の利。鬼太鼓、雪まつりなどの地域に根差した文化や稲作、金物などの地場産業などの特殊性を培ってきた人の和。これらの魅力を最大限に活かせるとき、天の時。不確実性が高まりつつある現代に、新潟の誇る戦国武将の言葉は持続可能な取り組みとはなにかを教えてくれる。

(上海駐在員事務所 柄澤 雄)

(※) 株式会社ブランド総合研究所が2006年から年1回行っている調査。調査項目は各地域の魅力度を様々な項目から指数化したもの。

新エネルギーカー黒猫白猫論

中国公安省交通管理局は12月1日から上海、南京、無錫、済南、深センの中国5都市において新エネルギー車(中国語では新能源車といいます)専用のナンバープレートを導入しました。今回発行されるナンバープレートは緑色、黄色と緑色の組み合わせたデザインになっており、一目でその車が新エネルギー車であると分かります。環境意識の高い消費者層の所有意識をくすぐることでしょう(最近の日本語では、ドヤリングと言うのでしょうか?)。

上海市では排気ガスによる環境問題・交通渋滞の悪化を抑制するため、オークションによるナンバープレートの交付制限が導入されています。このオークションは月1回行われ、当選する確率は100人に4人弱くらいです。運よく当選しても、日本国内では軽自動車を1台買えるほどの購入代金(約150万円)を支払わなければなりません。このように上海における車の保有コストはとても高い一方、新エネルギー車のナンバープレートは上記の交付制限の適用を受けず、無料で交付されています。

新エネルギー車は日本のエコカーと少し異なる概念です。中国では電気自動車(EV)、プラグインハイブリッドカー(PHV)、燃料電池車を主に新エネルギー車と定義しています。自動車先進国であるアメリカでも、西海岸でハイブリットカー(HV)を除くEVとPHVだけをエコカーとして認定する動きと同じです。現在、全国で約56万台(同定義による日本は2016年3月末で約12万台)の新エネルギー車が登録されています。

普及率はまだまだ低いですが、政府は補助制度や減税策などを導入し積極的に推進しているため、16年11月時点の販売台数は前年同期比約60%も伸びています。上海の同済大学が若者を対象に実施した自動車に対する最近の調査結果によると、消費者意識の面でも、ガソリン車より新エネルギー車が好まれる傾向が高まっていることが明らかになるなど、将来の購買層の意識も変化してきています。さらに、中国政府は今年8月に完成車メーカーに対して、EV、PHVなどの「新エネルギー車」の生産、輸入を一定の割合で義務付ける規制に関する意見募集稿も発表しています。

このように新エネルギー車普及に向けた動きが急加速していますが、本当にこのまま伸び続けていいのでしょうか。米国の経済研究所(NBER)の学者が排気ガス量、燃費効率、汚染拡散、ガソリン消費量に相当する電力消費量などの各種の関連データを分析し、一部のエコカーはガソリン車より環境へのダメージが大きいという意見もあります。ガソリン車が出す排気ガスだけでなく、エコカーに必要な電力を生み出す発電所の排気ガスにも目を向けて考えれば、再生可能エネルギーなどとのエネルギーミックスも同時に考えなくてはならないと思います。また、中国政府の普及促進に向けた各種減税優遇策により、補助金の詐欺事件などの問題が新たに発生しています。急成長の陰には必ず弊害も存在するものです。ここで少し立ち止まり、中国の環境問題にとって本当に効果的な施策は何なのかを考える必要があると思います。

(上海駐在員事務所 范 文佳)

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