酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

今すぐできる選りすぐりのアイデア 第40回

2019/07/01 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

ビジネスコミュニケーションでの効果的な伝え方  間接

「毎月、センター月報の記事を楽しみにしています」と読者様にいわれると嬉しい。

「毎月、記事が読者の方に好評ですよ」と編集担当者様にいわれてもやはり嬉しい。

メッセージの受け手である私からみると、前者は「読者様→私」という直接的なメッセージの伝達で、後者は「読者様→担当者様→私」という間接的なメッセージの伝達になります。

前者のように直接相手にメッセージが伝わるコミュニケーションをレギュラー・コミュニケーションといいます。一方、間接的なコミュニケーションによりメッセージが伝わることをオーバーハード・コミュニケーションといいます。

そして、オーバーハード・コミュニケーションはレギュラー・コミュニケーションよりも、「メッセージが受け手に受け入れられ易い」という実験結果があります。直接褒められても嬉しいのですが、「半分はお世辞かな?」と思ってしまう場合があるわけです。

また、優秀な経営者や上司はこのようなオーバーハード・コミュニケーションを上手に使って、スタッフのモチベーションを上げることが多いということを聞いたことがあります。

ということは、あなたがスタッフやお客様を褒める時には、直接褒めてもいいのだけれど、オーバーハード・コミュニケーションを活用すると相手はもっと素直に喜んでくれる可能性が高いということになります。

「 あなたがいるとお店が明るい感じがする、とお客様がおっしゃっていましたよ」

「 部長が佐藤さんの企画センスは素晴らしい、といつも関心しています」

「 あなたには期待している、と社長も常々口にしていますよ」

等と、時には相手をオーバーハード・コミュニケーションで褒めると良いですね。

お客様に商品説明をする時にも

「こちらがお勧めになります」

よりも

「こちらが好き、というお客様がとても多いですネ」と、間接的に伝えるとやはりそのメッセージが受け入れられやすくなります。

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第39回

2019/06/03 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

写真とSNS

ゴールデンウィークに大学時代の先輩親子が遊びにきました。天候も良く絶好の行楽日和となったので長野県の栂池高原に出かけました。ゴンドラリフトで頂上へ行き、そこから自然植物園内を4時間近くかけて散策し初夏の大自然を堪能。

頂上から戻る帰りのゴンドラリフトに乗っていたときのこと。途中駅に止まったときにドアが開いて

「はい、それでは記念写真をとります!」

とカメラを持った係員さんが写真を撮りました。

観光地のゴンドラリフトやスキー場のリフトに乗った人はお分かりになると思いますが、こうしてリフトに乗っているときに写真を撮られることが結構ありますよね。

麓に到着し、リフト乗り場の出口付近にくると、そこにボードがあり写真がいっぱい掲出されていました。よくみると先ほどの途中駅で撮影された写真も貼ってありました。

ゴンドラに乗っている間に観光地の名前入りで記念写真ができ上がっていたのです。そこに貼られている写真が欲しい人は有料で購入するわけです。掲出された写真の前には結構な人だかりができているので記念に買う人も多いのでしょう。

ちなみに先輩親子はその記念写真を買いませんでした。記念写真は買いませんでしたが自撮りした写真はSNSに投稿していました。

写真とSNSというのは今の時代の商売では大きなポイントです。

インスタやフェイスブック、ツイッターを利用して写真をアップしている人が多いわけですから、記念写真を撮影してそれを有料で販売するのではなく、お客様のスマホを借りて写真を撮影してあげれば、それをお客様のSNSに投稿してもらえる可能性が大きいのです。もしかしたらお店や会社のことも記事に書いてもらえるかもしれません。

たとえば、宴会で盛り上がっているお客様がいれば、サービスで集合写真を撮ってあげるとおおいに喜ばれるうえにSNSに投稿してもらえるかもしれません。子供の誕生日にお店で食事をしている家族がいれば、スマホをお借りしてケーキにローソクを灯して家族でニコニコしている写真をキレイに撮影してあげると喜ばれるうえに、それをSNSに投稿してもらえる可能性が大きいのです。新車納車時にピカピカの車の前で写真を撮ってあげても喜ばれるし、投稿してもらえるわけです。

美容室でキレイに髪をセットしたときに「とてもカワイイ!写真を撮りましょうか?」といっても良いですね。テニスクラブや水泳教室、ピアノ教室等の趣味や習い事の教室でもプレー中や練習風景を撮影してあげて

「○○ちゃんは、今日も、こんなに一生懸命練習していました」

とメッセージを添えて家族に写真データを送っても良いでしょう。

私も講演会で次のようにいいます。

「ツイッター、ブログ、フェイスブック、YouTube…etcぜんぶOKです」

講演の様子を写真に撮ってくださればインスタやフェイスブックに投稿してもらえる可能性があります。ツイートしてもらえる可能性があります。動画を撮ってもらえればYouTubeにアップしてもらえる可能性があります。

ホームセンターでも書店でも飲食店でもカラオケ店でも結婚式場でも「スマホ撮影します。店内スタッフにお気軽にお声がけください」と書いておいた方が良いと思うのですがあまりみかけません。オリジナルのSNSパネルも今ならネット印刷で、5千円程度で制作できます。今ならまだチャンスかもしれません。

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第38回

2019/05/07 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

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鏡を見ることをお勧めする理由

14年前に脳出血で倒れた母を介護しています。介護をしていてひとつ気が付いたことがあります。それは母が以前よりも鏡を見なくなったということ。

私が子供の頃、家には三面鏡がありました。母はよくその前に座っていました。また、母の部屋には大きな姿見が置いてあり、よくその前で踊りの練習をしていました。

しかし、脳出血で倒れてからは洗面台に連れて行っても、あまり自分の顔を見なくなりました。

「髪の毛がこんなにボサボサになっているね。そろそろ切らなくちゃ」

「腰が曲がっているよ。鏡を見てまっすぐに立ってみよう」

といってもあまり鏡を見ないのです。

「以前とは違う姿の自分を直視するのが嫌なのだろうな」

と思っていましたが、先日、心理学関係の本でこんな記述がありました。

「鏡を見ないと人は無気力・無関心になってしまう」

これは鏡を多く見る人は自分が周りからどう見えているかを気にする傾向が強く、これを公的自己意識といいますが、この公的自己意識の強い人ほど、どうすれば自分が魅力的に見えるかに熱心で、鏡をよく見るらしいのです。そして、その結果としてその人自身がどんどん魅力的になっていく、ということです。

反対に鏡を見ないでいると次第に自分の容姿や周りのことに徐々に無関心になり、その結果として無気力になるという実験結果が出ているのです。

ちなみに人差し指で自分のおでこにアルファベットの「E」の文字を書いてみてください。

さて、あなたがおでこに書いたその「E」は相手から見たときの「E」で書いたでしょうか?それとも自分から見たときの「E」を書いたでしょうか?(図参照)

相手から見たときの「E」で書く人は公的自己意識が高い傾向があります。このタイプの人はおそらく鏡を見る回数が人よりも多いはずです。

若い女性はよく鏡を見ていますよね。今は鏡ではなくスマホのカメラで自分の顔を映してチェックしている女性も多いですが。若い男性も同じです。ビルの窓ガラスに映る自分の姿を見て髪型や服装を直している人も多く見かけます。人からどう見えているかに関心が高いのでどんどん見た目、外見が綺麗になるわけです。

「人間は外見じゃない。中身で勝負だ」

という言葉には私も大いに賛成です。

しかし、コミュニケーションにおける影響度合いは次の通り。

言葉…7%

話し方…38%

外見…55%

これはあなたもご存知のメラビアンの法則です。

外見の影響が半分以上を占めるわけです。

外見より中身で勝負であっても、中身も外見もお客様から見てより魅力的で清潔で輝いていれば営業も接客もビジネスコミュニケーションもよりスムーズになります。

もし、営業や接客の仕事についていて自分をお客様から見て魅力のある人間になりたいと思うなら、折にふれて手鏡やスマホのカメラで自分をチェックすることをお勧めします。

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第37回

2019/04/01 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

大リーガーの作文

「ぼくの夢は一流のプロ野球選手になることです。そのためには、中学高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。活躍できるためには練習が必要です。(中略)そしてぼくが一流の選手になったら、お世話になった人に招待状を配って応援してもらうのも「夢」のひとつです」

これは大リーグで活躍している有名選手が小学校6年生のときに書いた「ぼくの夢」という題名の作文です。紙に書いたことは実現する…とは自己啓発書で良く目にしますが、この大リーガーもまさに紙に書いたこと、いやそれ以上のことが実現しています。

正直にいうと私は40歳までは「紙に書いて実現するなら苦労しないよ」と思っていました。当時、無職無収入で全治6か月の怪我で入院していた私は藁にもすがる思いで次のようにノートに書きました。

「退院して再起業して3月末日までに売り上げ※※を実現する」

…事実だから書きますが1カ月遅れでそれは実現しました。自分でもかなり驚いたことを今でも覚えています。

思い返すと私は小学生くらいのときから言葉を紙にデカデカと書いて自分の部屋の壁や天井にぺたぺたと貼っていました。テストの間際になると「目標80点。根性!」などと習字の筆で紙に大きく書いて勉強机の前に貼り、満足していました。

その習慣は中学、高校、大学、会社員、独立後も続きました。実は今でも仕事場の壁に書き込みをした紙がたくさん貼ってあります(写真参照)。

私は目標が実現できない要因は次の3つだと考えています。
(1)目標がない
(2)目標があいまい
(3)目標を忘れる

そもそも(1)では目標を実現はできません。(2)も「幸せになりたい」「自由に生きたい」「いつか海外で暮らしたい」などというあいまいな目標では神様も対応に困るはずです。そして、私は案外(3)も目標実現を妨げる要因として多いのではないかと考えています。

この記事が掲載されるのは4月号ですが、さてあなたは2019年のお正月に立てた今年の目標を覚えていますか?もしかすると忘れている方も多いのではないでしょうか。

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第36回

2019/03/01 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

保有効果

先日、知人が車の下取り査定について次のような話をしていました。

「10年も大切に乗ってきた愛車の査定をしてもらったのだけれど、驚くほど安い価格査定にとてもがっかりした。車が可哀そう」

人は車を買い替える時には新車の値引き額よりも自分が今まで乗っていたクルマの下取り価格の方に強い関心があるといわれています。

しかし、あなたもご存知のとおり車は買った瞬間から価値が下がり始めます。1年で10%程度その価値は下がりますので10年も乗ればその車の価値はゼロになります。

でも、10年の間に一緒にいろいろな場所に移動して、思い出をたくさん作ってくれた愛車の下取り価格がゼロだと聞かされるとかなりショックです。この心理は人間には所有したものに高い価値を抱きやすくなり愛着が生まれる傾向があるところから生まれます。

年々車の価値は下がるけど、反比例してオーナーの車への愛着の度合いは増え続けることになります。これを心理学では保有効果といいます。

人は自分の所有しているものに高い価値を感じ、愛着を抱くようになります。

だから、人間心理をよく知っている商売人やセールスマン、販売員はお客様に次のようにいうことになります。

「どうぞご試着ください」

「手にとってお試しください」

「試乗してみますか」

「無料ですので2週間お試しください」

「30日後でも返品可能ですので使ってみてください」

人は一度、所有する、身につける、試着する、試乗する、モニターの使用をすると、保有効果が動き出しその商品に愛着が湧き価値を感じるようになるわけですから、上記のような販売方法は理にかなっていることになります。

ここ数年、断捨離がブームになっていますが、これは家の中のものを片付けられない、自分が持っているものを捨てることができないという人が増えているということです。あなたにも長年使ってきた腕時時計を捨てることができない、以前使っていたガラケーやスマホを捨てることができない、昔着ていたスーツを捨てることができないという経験はないでしょうか。

これも保有したものをなかなか手放すことができないという人間心理を考えると納得できます。人はいったん手に入れたものを手放すのが難しいのです。

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第35回

2019/02/01 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

1,000円のスーツ

ちょっと前の話になりますが、その日、私はスーツを買いに出かけました。

しばらく店内を歩いていたら女性スタッフが近づいてきてこういいました。

「スーツは2着目が1,000円です」

その瞬間、私はそのスタッフが何をいっているのか理解ができませんでした。

「えっ! スーツが1,000円?どういうこと?」

スーツが1,000円です。隣接しているレストランのランチより安いかもしれません。

もちろん1着目のスーツが一定額以上の商品であることが前提ですが、それでも「2着目はスーツの代金は1,000円です」といわれたので大きなインパクトがありました。

そして、次の瞬間に私はこう思ったのです。

「それなら、このお店で買わないと損だ。ここでスーツを探そう」

その日、私は何軒かのお店を回る予定でしたが止めて、結局そのお店でスーツを買いました。つまり、2着目が1,000円という販売方法が私に競合店を回って商品と価格を比較させることを断念させたわけです。

そのお店の周りには何軒かの競合店があります。そのため多くのお客様は何店舗か回って、商品と価格を比較検討してから買うことが多くなるはずです。しかし、一旦、「このお店で買わないと損だ。ここで探そう」と思わせることができると、お客様が競合店に流れる確率が下がります。

もちろん、今ではスーツ専門店の多くが同じような販売方法を展開していますので、以前ほどの効果はなくなっているかもしれませんが、情報過多の社会になって購買行動がAIDMAからAISAS※になっている時代には「他店と比較検討されない」ということも商売では大切なのです。

ご存知の通り、AIDMAは人が購買に至るプロセスであるAttention(注意喚起、あるいは認知)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(購買行動)の頭文字で表現したものです。簡単にいうと

「Attentionあれは何だろう?→Interest面白そう!→Desire欲しいかも!→Memory忘れられない→Action買おう!(購買行動)」ということ。

しかし、ネットの出現で顧客が手に入れる情報が膨大になっている現代のお客様の購買行動はAttention(注意喚起)→Interest(興味)→Search(検索)→Action(購買行動)→Share(シェア)となっています。

つまり、「Attentionあれは何だろう?→Interest面白そう!→Search他のお店も調べて比較してみよう→Action買おう!→Shareシェアして皆に教えてあげよう」ということです。

この購買行動の変化がもたらした最大の違いはあなたの商品やサービスは比較されるということです。

※「AISAS」は株式会社電通の登録商標です

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第34回

2019/01/04 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

健康で長生きの秘訣

新年明けましておめでとうございます。

2019年は亥年。亥は猪突猛進という言葉で知られるイノシシ・猪のことですが、動物の猪の肉は万病も防ぐといわれています。そのため亥年は無病息災で病気にはなりにくい年なのだそうです。

今年一年が皆様にとりまして健康で、お仕事ご商売がますます勢いよく猛進する年となりますことを祈念申し上げます。

新年の記事として今回は健康で長生きするための秘訣というテーマでお話をしようと思います。あなたは健康で長生きする職業のベスト3をご存知ですか?

ある方の調査によると第一位は僧侶。第三位は政治家なのだそうです。

では第二位は何でしょうか?

それは事業主です。

自営、フリー、個人事業、法人を問わずご自身でご商売をされている方は健康で長生きができるようです。生涯現役で仕事を行なうことが長寿社会を健康に生きる秘訣なのです。

私は昨年11月3日に都内の全電通労働会館にて82歳の現役講演家・田中真澄先生にお会いしてお話を伺う機会を得ました。田中真澄先生は累計講演回数が8,000回を超えており、現在、日本一の講演家といえば田中真澄先生の名前が真っ先に挙がります。

出版書籍も「臨終定年」「人生の勝負は後半にあり」「100歳まで働く時代がやってきた」「情熱の人生哲学」「生きる力がわいてくる生活習慣塾」「田中真澄の88話」「百年以上続いている会社はどこが違うのか?」「商人道に学ぶ時代がやってきた」「実践的人間力講座」「江戸時代に学べ」「老舗に学ぶ個業繁栄の法則」をはじめとして累計で90冊以上あります(写真は最新刊)。

その日は田中先生が一般向けとして実施する最後の講演会でした。82歳の田中先生は会場を埋め尽くした全国から集まった400人の聴衆を前に2時間にわたり舞台狭しと動き回り、大きな声で、エネルギッシュな講演をされました。その目の力、身体から放たれる迫力、動きの軽やかさはとても82歳にはみえませんでした。

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第33回

2018/12/03 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

大人買い

右の写真はある街の書店でみつけた陳列棚です。

POPには「大人買いいかがですか?」と書かれています。

ある本のシリーズの大人買いを薦めているわけですが、とても良いコピーですね。

子供の頃にはお小遣いが少なかったので、欲しい漫画コミックがあっても全巻は買えません。お小遣いを貯めて「今月はこの巻だけ買おう」といったようにどれか1つに絞らざるを得なかった。同様に駄菓子屋で欲しいお菓子があっても、あれも、これもとたくさんのお菓子を買うことができず、どれか1つとか、コレは高いから我慢しようとか…そんな子供の頃の買い物経験があなたにもあるでしょうか。

ところが大人になって自由に使えるお金が増えると欲しい漫画コミックも、食べたいお菓子もごっそりとひとまとめで買うことができるようになります。好きな漫画コミックをごそっと大人買いしたときのあの快感はまさに「大人になってよかった」としみじみ思う瞬間です。

私は大人になってから好きな映画ロッキーのDVDを全巻フルセットでボックス買いしたときの喜びと高揚感と興奮をよく覚えています。

「大人って最高だ。もう子どもには戻りたくない」

もしかするとあなたもこんな大人買いの感動を味わったことがあるかもしれませんね。

と、いうことはこの「大人買い」の切り口はビジネスに使えるかもしれません。

焼肉店なら「大人食い焼肉」メニューができます。

スイーツショップなら「大人買いスイーツ」セットが考えられます。

衣料品店なら「大人買いコーディネイト」ができますね。

化粧品店でも「大人買いコスメ」でパッケージ商品ができます。

カーアクセサリーショップでも「大人買いパーツ」をセットできます。

ジュエリーショップでも「大人買いジュエリー」を用意できます。

マッサージ店でも「大人買いフルコース」をメニューにできます。

フラワーショップでも「大人買いアレンジメント」が可能。

ラーメン店でも「大人買い中華フルコース」ができます。

玩具店なら「大人買いおもちゃセット」はまさに宝箱のようです。

世の中には子供の頃に実現できなかった「まとめ買い」をしたい大人がたくさんいるはず。そんな大人買いの快感をあなたのお店や会社でも提供できるのでは?

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