これからの働き方と「しごとのみらい」

なぜ、「世代間ギャップ」を感じる人が増えているのか

2021/12/01 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

あなたの会社は「10点中何点?」

「みなさんの会社は、“働きやすい会社”ですか? “コミュニケーションが十分にとれている”と言えますか? もし、みなさんにとって「理想的な会社の状態」を10としたら、現在はいくつぐらいでしょうか?」――私は組織作りやコミュニケーションなどの企業研修や講演をしているのですが、これは、研修の冒頭でよく伺う質問です。

以前、ある会社の経営・マネジメント層の方約10人にこの質問をしたら、ほとんどの方が3~4と答えました。これをお読みのあなたの会社はいかがでしょうか? 組織作りに課題感を抱いていませんか?

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DXは忘れよう!デジタルの前に「組織のトランスフォーメーション」を

2021/11/01 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

デジタル業界の「時の流れの早さ」

「竹内さん、RPAを推進したんですけど、全然うまく行かなかったんです。局所的な業務は効率化できたんですけど、そもそも、紙の業務が多くて……」ある団体に出向いたとき、IT担当の方からこう話しかけられました。

ちなみに、RPAとはRobotic Process Automationの略で、コンピューター上で行われる業務や作業を、人に変わって自動化する技術のこと。人間が繰り返し行うクリックやキーボード入力など自動的に行うことができます。

RPAは、数年前からデジタル業界を中心に流行っており、昨年ぐらいまではよく見聞きしていました。しかし、私がこの言葉を聞いたのは1年ぶりぐらい。以前は「これからはRPAだ!」と言われていたのに……デジタル業界の「時の流れの早さ」を感じました。

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仕事を通じた「関係人口」で新潟の企業に新たな風を

2021/10/01 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

自治体で流行する「関係人口」

近年、行政や自治体界隈で「関係人口」という言葉が流行っています。

これまでの地域振興策といえば、観光が目的の「交流人口」を増やすか、移住が目的の「定住人口」を増やすかの2択でした。しかし、私自身がそうですが、どんなに「いいな」と思う観光地でも、2~3回行けば他の地域にも行きたくなりますし、仮に「移住しろ」と言われても、パートナーや子どものことを考えるとハードルが高いのが実情です。

一方で、地方は人口減少や高齢化で地域の衰退が課題です。そこで、新潟在住ではない方と「移住はしなくていいけれど、行ったり来たりできる関係が作れないかな?」というのが関係人口です。

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誰もこなかったコワーキングスペース ―流行に流されず「本質」を考えよう

2021/09/01 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

テレワークは目的ではなく、手段である

妙高市に在住し、NPO法人しごとのみらいを経営しながら、東京のIT企業サイボウズで「フルリモート週2日複業社員」という働き方をしている関係で、「どうしたら、新潟県内でテレワークが拡がるか、考えを聞かせてほしい」といったご依頼いただくことがあります。

コロナ禍によるテレワークの拡がりや、ワーケーションの流行で、コワーキングスペースの設置が全国的に進んでいます。新潟県内も同様の動きです。

本来、テレワークは働き方の「手段」であり「目的」でありません。「どうしたら、新潟県内でテレワークが拡がるか」よりも、「どうしたら、新潟県内の企業の働き方が柔軟になるか」といった議論の方が大切なはずですが、コロナ禍でテレワークの推進が求められていたり、ワーケーションの流行でさまざまな助成金などがあったりすることを考えると、「テレワークを推進すること」「コワーキングスペースを作ること」が目的になってしまうのも、仕方のないことなのかもしれません。

しかし、本質的な目的を設定しないままテレワークを推進するのは、危険だと感じています。というのも、私は以前、コワーキングスペースを運営して、失敗したことがあるからです。

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職場の一体感を醸成したいなら「旅行以上、研修未満」の研修型社員旅行

2021/08/02 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

社員旅行にいい思い出、ありますか?

もしあなたが、職場づくりに関わっていらっしゃったら、「職場のコミュニケーションをよくしたい」「一体感を醸成したい」と思ったことはありませんか? その1つの手段として、社員旅行をお考えになったことがあるかもしれません。

一昔前の社員旅行といえば、週末、職場の同僚とバスに乗って温泉地などに行き、日中は観光を楽しんだのち、宿に着いたら温泉に入って、疲れた体を癒す。そのあとは、宴会場に移動して待ちに待った大宴会。飲めや歌えやで夜が更けるまで盛り上がったあと、翌日は、おみやげを買って、地域のおいしいものを食べて、帰路について、解散……そんな感じが、一般的な社員旅行でした。ちなみに、1990年代は約8割の企業で社員旅行が行われていたそうですが、「あれはあれで、楽しかったなぁ」と思っている方も多いのではないでしょうか。

一方、現在の社員旅行事情はだいぶ変わってきているようです。2021年1月に産労総合研究所が発表した「2020年 社内イベント・社員旅行等に関する調査」によれば、社員旅行の実施率は27.8%。前回調査から9.1%ポイントの下落と、4社に1社しか実施していないそうです。もっとも、今回の調査ではコロナ禍の影響もありそうですが、それでも「社員旅行は減少傾向にある」ことは間違いないでしょう。

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多様な働き方で変わり始める「地方企業の人材採用」のあり方

2021/07/01 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

拡がる「働き方の変化」

2020年からはじまったコロナ禍を受けて、メディアなどで「テレワーク」という言葉を見聞きする機会が増えました。

新潟にいると、身の回りでテレワークをしている人はあまりみかけませんし、「テレワーク、テレワークっていうけれど、実際にやっている人なんているのかな?」という気もしなくはありませんよね。

一方で、都市部で働く知人や企業の方々とオンライン会議を行うと、「在宅から接続している」という方がことのほか多いことに驚きます。社内のミーティングだけではなく「会社対会社」のような、オフィシャルな会議でもそうであることを考えると、働き方は少しずつ、でも確実に変わってきているようです。

ところで、こういった働き方をしている人は、実際どのくらいいるのでしょうか。転職支援のサイト「エン転職」が2021年4月に発表した「コロナ禍でのテレワーク」調査によれば、1万人のアンケート対象者の中で「テレワークをしている」方は2割にとどまったそうです(意外と少ない印象ですね)。

ただ、テレワークができる職種でも出勤する理由は「テレワークでは対応できない業務」「会社が定めたルール」「出勤しなければならない職場の雰囲気」となっており、「可能なら、テレワークをしたい」と思っている人は多いことがうかがえます。

幸いなことに、都市部に比べると新潟は、新型コロナウイルス感染症の拡がりが少ないため、テレワークは必要ないのかもしれません。しかし、こういった「働き方の変化」を敏感に感じ取っておくことは、企業を経営する上で、特に、今後の人材採用を考える上でとても大切なのではないかと思っています。なぜなら、「多様な働き方ができるか否か」が、転職者や新入社員の入社動機に影響を与え始めているからです。

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新潟と都市部を「副業・兼業」でつなぐ仕組みづくり

2021/06/01 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

チャレンジをしたいけれど、手が回らない……

みなさんの会社では「業務をもっと効率化したい」「ホームページなどで集客する仕組みをつくりたい」など、何かしらの「理想」をお持ちではないでしょうか。近くに「ITが得意な人」や「会社のPRが得意な人」などがいたらいいなと思ったことはありませんか。

そのような人材を採用すればいいのかもしれません。でも、人件費負担がどのぐらいなのか分かりませんし、そもそも、そういった人材が地域にいないという課題もあるかもしれません。その結果、「新たなチャレンジをしたいけれど、なかなか手が回らない……」というのが、実際のところではないでしょうか。

実は2021年4月より、私の地元、妙高市で「地域の企業と、都市部で働くさまざまな知識や経験がある人たちを、副業・兼業の形でマッチングする」という取り組みをはじめました。冒頭に挙げたような、地域企業の「困りごと」を解決するとともに、仕事を通じて、地域を行き来する人(いわゆる、関係人口)を増やすことが目的です。

なぜ「副業・兼業なのか」――それには、「都市部のニーズ」と「地域企業のメリット」があります。

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人とは違うキャリアを積んできた「変な人」から見える世界

2021/05/06 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

はじめまして。竹内義晴です

こんにちは。しごとのみらいの竹内義晴と申します。今回から『これからの働き方と「しごとのみらい」』というコラムを連載させていただくことになりました。

タイトルにあるように、私は周囲の人たちから「これからの働き方をしていますね」と言われることがあります。ここでいう「これからの働き方」とは、いわゆる「テレワーク」や「2拠点ワーク」「兼業・副業」「複数の組織に所属している」など、まだ多くの人が体験していない働き方です。

私は現在、新潟県妙高市でしごとのみらいというNPO法人を経営しながら、東京にあるサイボウズというIT企業でも働いています。また、妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会では、妙高市のワーケーション事業の立ち上げに関わっています。

私にとってこの働き方は「目指してきた」というよりは、「結果的にそうなった」形です。一方で、もし、私が実践しているような働き方をする人が地方、都市部に関らず増えたら、人口減少や人材不足をはじめ「地域や企業が抱えるさまざまな課題を解決できるのではないか」、やりがいや生きがいといった「働く人々が抱える“仕事に対するモヤモヤ感”を整理できるのではないか」など思うことが多々あり、こういった働き方を、無理に「広げよう」とは全く思いませんが、もし、こういった働き方を望む人や企業がいらっしゃるのであれば、一緒に手を組んで、何か形にできるといいなと思っています。

さて、今回の記事は、この連載初めての原稿です。私のことをよくご存知ない方もいらっしゃると思います。そこで、まずは私のことを知っていただきたいと思い、これまでの経歴についてお話しさせてください。

私は、新潟県妙高市に生まれ育ちました。父が自動車整備士だったこともあって、幼い頃から機械や自動車に興味があり、中学を卒業して、当時、横浜市にあった日産自動車の社内高校である日産高等工業学校に進学しました。その後、短大の日産テクニカルカレッジを経て、神奈川県厚木市にある日産テクニカルセンター(日産自動車の開発部門)で、アンチロックブレーキシステム(ABS)をはじめとした、自動車の電子制御部品の開発実験に携わってきました。

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