お酒の楽しみAtoZ

美味しくお酒を飲むために

2021/12/01 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

アシュ(酒)リート

私の日常生活にはお酒が欠かせないものであり、平日も休日もお酒を飲みますが、ただお酒が飲めたら幸せかといえば、そうでもありません。いくら好きであっても、過ぎてしまっては良くないこともあり、特にお酒の場合は飲み過ぎてしまうと身体に負担をかけることがあるからです。

お酒をいつまでも美味しく飲みたいと日々考えたところ、それには健康な身体を保ち続けることだという結論にたどり着き、運動を習慣化しております。元々身体を動かすのが好きな方で、若かりし頃、陸上競技に勤しんでいた経験があったので、自然に習慣化できた運動が、ランニングでした。以前はフルマラソンにもチャレンジしたことがありましたが、現在では自分にとって無理のない範囲で週3回程度ゆるやかに行っております。これまでは記録を目指すことや、マラソンを完走することが目的でしたが、今では日々美味しくお酒を飲み、美味しくお料理をいただける身体で居続けたいという目的に変化しております。このように飲みたいから走る、飲んだ燃料を燃やして走る(実際、燃料にはならないでしょうが、気持ち的な問題ですね・笑)人のことを、自分の中では「アシュ(酒)リート」と呼んでおります。動機は不純だったとしても(?)運動の習慣化は身体だけではなく、運動後の爽快感など、心にも気持ちの良い作用をもたらすと実感しております。

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ペアリングを考える

2021/11/01 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

日本酒と何を合わせるのか

お料理を日本酒にあわせるといった考え方や楽しみ方も一般的になっていますが、このようなことを、数年前では「マリアージュ」、近年では「ペアリング」と呼んでいます。いずれもワインからきた考え方で、マリアージュとはワインと食事を組み合わせることで新たな味わいを生み出すこと、ペアリングはお料理1つ1つにそれぞれ異なるワインを合わせることを指しているようです。

今回は日本酒とお料理だけではなく、合わせてみたら双方が更に美味しく楽しくなるようなペアリングを、日ごろから私が行っていることを紹介しながら、幅広く考えてまいります。

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酒席のお作法

2021/10/01 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

礼法との出会い

これまで、日本酒に関する講座等を担当することや、日本酒がテーマのイベント等に出演させていただく機会を多くいただき、そこで参加者の方から「お酒の席での振る舞い」についてご質問いただくことが何度かありました。お酌をするとき、されるとき、お酌を断るとき等々、細かなことではありますが、「どうしたら失礼にならないか?」ということを皆さんお考えなのだなと感心する反面、自身の経験においても共感できる部分は多くありました。そのような質問を投げかけられたとき、これまでの経験をもとに、お答えしてまいりましたが、あるとき考えたのは「自分には経験を基にして答えることはできても、根拠となるものが無い」ということでした。

そんなある日、仲の良い友人が1冊の本を貸してくれました。当時の小笠原流礼法ご宗家が執筆されたもので、相手を思いやる心を中心とした所作のことを取り扱っていた内容に美しさを感じ、それらを学ぶべく、月1~2回ペースで6年ほど門下生として学びを進めてまいりまして、師範の資格をいただきました。

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飲み鉄あらわる

2021/09/01 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

高まる旅への欲求

自動車、オートバイ(普通二輪免許を持っています)を運転するのも好きであれば、電車、飛行機、船など、とにかく乗り物が大好きです。しかし、昨年からのコロナ禍で、自分で運転する乗り物や近い地域への路線バス以外には乗る機会が減ってしまいました。特に新幹線や飛行機、船などは、最後に乗ったのはいつだったかな?と、思い出せないほど時が経過しています。

このご時世、人々が移動することもままならず、「旅する」ことから遠ざかってしまった人も多いと思います。まちがいなく私もそのひとりであり、旅に対する欲求が日々膨らんでおります。

この状況が落ち着いたら、皆さんはどんな旅に出たいですか?今回はそんな楽しいことを想像しながらお付き合いいただけたらと思います。

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何故わたしたちは酒を飲むのか?

2021/08/02 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

嗜好品である酒

生命維持には直接関係するものではないが、風味や摂取時の心身の高揚感、味覚や嗅覚を楽しむために飲食される食品・飲料や喫煙物のことを総称して「嗜好品」と呼んでいます。日本酒を含むアルコール飲料も、この「嗜好品」の仲間なのですが、生命維持には直接関係を持たないということは、「酒を飲まなくても生命維持ができる」ということです。そう考えたとき、私は「酒を飲まなくても、生命維持はできるかもしれないが、心が死んでしまうのではなかろうか」と、思いました。

アルコール飲料は世界各地で独自の歴史文化を形づくり、人々とともに現代まで歩みを進めています。日本酒においても、神に捧げる神聖なものというルーツに始まり、時代によって多様な楽しみ方を経て、長い歴史を紡いでいます。嗜好品であるのに、むしろ飲みすぎると健康を害してしまうかもしれないのに、なぜここまでの歴史を持ち、人々に愛されているのでしょうか?

今回はそのようなことを考えながら、タイトルのテーマで展開してまいりたいと思います。

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飲みすぎたのはワタシのせいよ

2021/07/01 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

失敗が教えてくれるもの

「昨晩会計を済ませたのか覚えていない」ことや、「店を出てからどうやって帰ったのか覚えていないが、無事帰宅し、シャワーを浴び、寝間着に着替えて寝ていた」などは「酒飲みあるある」なので、思い当たる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

さて、お酒がお好きな方であれば、大なり小なり「失敗」の経験があろうかと思いますが、私もその一人です。しかし、これまで失敗しながらも怪我や事故につながることが無かったのは幸いなことですし、何よりも周囲の方々の優しさに助けられていることは言うまでもありません。この場をお借りしてお詫びと御礼を申し上げたいと思います。今回は恥を忍んで、私の人生の中で昔々のその昔に起こった2大事件のご紹介を含めて、お酒での失敗を考えて参りたいと思います。

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わたしたちと日本酒

2021/06/01 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

日本酒のルーツはいつ?

日本最古の酒蔵の歴史は880年。新潟県内で最も歴史を長く刻む酒蔵は約470年と、各地を眺めると100年以上の歴史を持つ酒蔵はありふれています。あらためて考えてみると、途轍もないことですし、年月とともに文化的な重みがあると思うのです。ということで、長い歴史を持つ酒造りについて、そのルーツにまつわることに触れてみたいと思います。

それでは、日本酒自体のルーツはいつ頃までさかのぼるのでしょうか?諸説ある中では、日本に水稲農耕が渡来定着した弥生時代ではないかといわれています。ご存じのとおり日本酒は米が原料ですが、米のでんぷんを麹の酵素が分解してブドウ糖にし、それを酵母が食べて炭酸ガスと日本酒が生成されるというプロセスを踏んでいます。麹による酒造りが始まったのが奈良・平安時代からといわれていますが、それ以前は「口噛み」といって咀嚼(そしゃく)して穀物のでんぷんを唾液の酵素で糖化させ、それらを坪のようなものに溜めておくと空気中の酵母が坪に入ってアルコール発酵が起きるといった原始的な造り方でした。そのような造り方ですので、当然現在のように多く生産することはできず、大変貴重かつ特別なものでした。

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こんな私にSAKEがした!?

2021/05/06 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

はじめまして !

こんにちは。日本酒を楽しむ女性コミュニティ「にいがた美醸(びじょう)」を主宰する村山和恵と申します。今回から大好きな日本酒およびそれらにまつわるアレコレを書き綴ってまいりますので、よろしくお願いします。今回は初回ですので、自己紹介と活動内容の紹介をいたします。

まずは前半自己紹介からです。私は新潟出身の父と秋田出身の母との間に生まれ、当時父が働いていた秋田市で誕生し、幼少期を過ごしました。その後、父の実家である新潟市秋葉区(当時は新津市)で育ち、そこから現在に至るまで新潟市で過ごしています。秋田は親戚や幼馴染、知人もいることから、年に3~4回は足を運んでいましたが、コロナ禍ですっかりご無沙汰してしまいました。

新潟と秋田といえば、成人一人当たりの清酒消費量が全国1位と2位であり、いずれも美酒に恵まれた県です。秋田の家はすぐ近所に酒蔵があり、蔵の佇まいや軒先に杉玉がかかっている光景を日常的に見ていましたし、新潟に移り住んでからは、祖父が毎晩1合のお燗酒を晩酌時に楽しんでおり、赤い顔でご機嫌な祖父の様子や燗酒の匂いに子供のころから接していました。

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