3月2019

2019リサーチセンター人事・労務セミナー「「町工場の星 諏訪貴子氏に学ぶ新経営改革」

2019/03/15 :過去の講演会

開催日

2019年3月14日(木)

講 師

ダイヤ精機株式会社 代表取締役

諏訪 貴子(すわ・たかこ) 氏

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世界女王・大坂なおみ選手を目指してはいけない

2019/03/01 :青空 青島 青い論

青島 健太(あおしま けんた)スポーツライター&キャスター1958年生、新潟市出身。1985年ヤクルトスワローズに入団、5年間プロ野球選手として活躍。現在、スポーツライター及びテレビキャスターとして活躍中。

大坂なおみ選手(21歳)をはじめて見た時の印象は、正直いってあまり芳しいものではなかった。

2017年の全豪オープンテニス(メルボルン)。

その時のお目当ては、もちろん錦織圭選手だった。2014年に全米オープン決勝まで勝ち進んだ彼への期待は、グランドスラム(全豪、全仏、全英、全米の4大大会)での優勝。その可能性は十分に高まっていた。大坂選手には申し訳ないが、その錦織選手の試合の合間に見に行ったのが、彼女の試合だった。身長180センチの体格は、未来の活躍を予感させるものだったが、その未来がいつ来るのか? 残念ながらその時は、まだまだ先のように思えた。時折、素晴らしいサービスエースがさく裂するものの、ストロークのコントロール同様に自分自身の感情のコントロールもままならず、起伏のあるゲーム運びで早々とファーストウィーク(予選前半)で敗退した。しかし、今思えば、そうした不甲斐ない戦いも彼女にとっては必要な経験だったのだろう。

勝てない自分とどうやって決別するか?

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今すぐできる選りすぐりのアイデア 第36回

2019/03/01 :酒井とし夫の街でみつけた『商売繁盛心理学』

ビジネス心理学講師/米国NLP心理学協会認定ビジネスマスター/米国NLP心理学協会認定コーチ/ランチェスター経営認定講師 酒井とし夫 氏

こんにちは、ビジネス心理学講師の酒井とし夫です。

私はどんな商品やサービスを扱っていても、どんな業界で働いていても、ビジネスにはひとつの共通項があると考えています。

それは…、お客様は『人』である、ということ。

そして、人は『心』で好き嫌いを感じ、『心』で興味を抱き、『心』で買うか買わないかの行動を決定します。

そのため、どんな業界や職種の方々であっても、ビジネスに関わる方は人の『心』に影響を与える心理学の知識やスキルを理解しておくと、交渉、打ち合わせ、営業、広告、販促、プレゼンテーション、接客、コミュニケーションで優位に立つことができます。

私が日常生活のなかでみつけた商売に役立つ心理学的なヒントやアイデア、ノウハウを毎月紹介します。是非、あなたのご商売や会社経営に応用するにはどうしたら良いのかを考えながらお読み下さい。

保有効果

先日、知人が車の下取り査定について次のような話をしていました。

「10年も大切に乗ってきた愛車の査定をしてもらったのだけれど、驚くほど安い価格査定にとてもがっかりした。車が可哀そう」

人は車を買い替える時には新車の値引き額よりも自分が今まで乗っていたクルマの下取り価格の方に強い関心があるといわれています。

しかし、あなたもご存知のとおり車は買った瞬間から価値が下がり始めます。1年で10%程度その価値は下がりますので10年も乗ればその車の価値はゼロになります。

でも、10年の間に一緒にいろいろな場所に移動して、思い出をたくさん作ってくれた愛車の下取り価格がゼロだと聞かされるとかなりショックです。この心理は人間には所有したものに高い価値を抱きやすくなり愛着が生まれる傾向があるところから生まれます。

年々車の価値は下がるけど、反比例してオーナーの車への愛着の度合いは増え続けることになります。これを心理学では保有効果といいます。

人は自分の所有しているものに高い価値を感じ、愛着を抱くようになります。

だから、人間心理をよく知っている商売人やセールスマン、販売員はお客様に次のようにいうことになります。

「どうぞご試着ください」

「手にとってお試しください」

「試乗してみますか」

「無料ですので2週間お試しください」

「30日後でも返品可能ですので使ってみてください」

人は一度、所有する、身につける、試着する、試乗する、モニターの使用をすると、保有効果が動き出しその商品に愛着が湧き価値を感じるようになるわけですから、上記のような販売方法は理にかなっていることになります。

ここ数年、断捨離がブームになっていますが、これは家の中のものを片付けられない、自分が持っているものを捨てることができないという人が増えているということです。あなたにも長年使ってきた腕時時計を捨てることができない、以前使っていたガラケーやスマホを捨てることができない、昔着ていたスーツを捨てることができないという経験はないでしょうか。

これも保有したものをなかなか手放すことができないという人間心理を考えると納得できます。人はいったん手に入れたものを手放すのが難しいのです。

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ポスト平成時代へ

2019/03/01 :観光イノベーションで地域を元気に

株式会社 井門観光研究所 取締役  井門 隆夫(いかど たかお)氏

─日常と融合する観光─

1.時代変化の足音

少し先の未来から、ひたひたと歩み寄る足音が聞こえてくる。これからやってくるポスト平成時代はこれまでの一時代の制度や仕組みが崩れ、新たな消費者像にとって替わることから始まるような気がする。

例えば、小さな話題かもしれないが、外国人をターゲットとして軒数を伸ばしてきたホステル・ゲストハウス企業の株式売却が東京都内で相次いでいる。中国をはじめとするアジアの国々の経済成長ボーナスが「訪日外国人旅行」という形で急伸した時代も間もなく終わり、インバウンド狂騒曲は落ち着きを取り戻しつつある兆しがあるためだ。今、最高値で売れると踏んだからこそ売却につながっている。

もちろん、インバウンドは、アジア経済とともに踊り場を迎えるだけであって、減少することはないだろう。6,000万人まで届かずとも、安定して3,000万人台が続くとすれば、地方も恩恵に与れるようになっていく。これから大切なことはインバウンドばかりに依存しないことである。

また、ある地方で、小さな新聞社が会社を畳んだ。そして、同時に新会社が設立され、社長を交代して、発行する新聞はそのまま何事もなかったように新会社で発行を続けている。

ある地方では、老舗旅館がタブレットを活用した情報共有システムを導入し、旧来から続く、朝晩と働き日中に長い休憩時間のある中抜け勤務を廃止して、一人が接客も清掃もこなし、他者に引き継ぐマルチタスク方式に移行した。

ある地方の小さなホテルでは、イベントや日帰り需要の強化に向け、旅行会社への宿泊営業を行っていた部署を廃止した。

それぞれ違う現象だが、共通点がある。それは、時代に合わせた経営を進めていくうえで、古株社員のリストラを企図していたという点だ。

生産人口が減少し、経営を続けるには生産性を高めていくことしか方法のない時代、最大のネックが人件費の膨張だ。一人あたりの報酬は増やしていかねばならない一方で、ITに取って替えることのできるような業務や人材をどうするかが日本中の企業が直面する課題になっている。

ある社長は「モンスター社員が悩み」と語っていた。固定給というのは、同じ給与をもらうのであれば、働かなければ働かないほど社員にとって生産性の高い仕組みになっている。そうしたことを当然だと思う社員の居場所がなくなりつつある。

これまでの日本型経営とは、定年を保証する代わり、退職せずに末永く奉職し、相互に支え合い弱者も包含していく世界に誇るシステムであった。が、日本型経営も変わりつつある。

しかし、日本には会社以外に安心して帰属できる場所がない。セーフティネットの構築なしにリストラを推し進めることは最善の方策ともいえず、心が痛む。今後は、いずれ社員が独り立ちができるよう、本人が希望するキャリアを共有し、無事卒業させ(転職や創業をあっ旋し)てあげることが経営者の重要な責務になってくるだろう。例えば、旅館業であれば、新卒で3~5年経てば卒業でよいのではないだろうか。

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第24回 上海/ホーチミン

2019/03/01 :海外現地レポート

ホーチミン  第四銀行コンサルティング推進部

ベトナム国産車普及に向けての課題

昨年2018年11月、ベトナム初の国産車の販売が開始されました。この自動車を開発したのはベトナム最大の財閥「Vin group」傘下の「Vin fast」社で、自動車3車種(コンパクトカー・セダン・SUV)、電動バイクの販売となりましたが、わずか一日で2,000件以上もの受注があったとのことです。高い生産技術や大規模な設備を必要とする自動車生産は国の発展を示すものでもあり、ベトナム政府、国民の大きな注目を集めています。今後、このベトナム初の国産車は順調に普及していくのでしょうか。

「Vin fast」社の開発した自動車は、ドイツBMWの自動車をベースに開発され、イタリアのデザイナーが作成したデザインをWEB上の人気投票により決定しました。価格はコンパクトカーで約200万円、セダンタイプで約600万円、SUVタイプで約800万円であり、既にベトナム国内で販売されている海外メーカーとの競合も想定されています。

元々人口9,000万人超を誇り、好調な経済発展を維持するベトナムは、各国の自動車メーカーから注目されてきました。これまでもベトナム国内には日本、韓国、アメリカ、ドイツなどの海外メーカーが次々と進出し、そのなかでも日系メーカーは、トヨタ自動車が国内販売台数のうち、全体トップの27.7%を占めるなど大きな存在感を放っています。

ベトナム初の国産車は国内市場においてはまず、こういった海外メーカーとの競争に打ち勝っていかなければなりません。自動車に限らず、様々な分野において、ベトナム人の消費指向には「国内のものよりも海外のものの方が安心で品質も高い」という拝外主義がみられます。同価格帯での競争となった場合には、こういった意識も改革していく必要がありそうです。

また、国内生産された自動車だけでなく輸入車との競争に打ち勝つ必要もあります。東南アジアでの自動車産業先進国といえばタイですが、タイ工業連盟によると、昨年2018年の自動車国内販売台数は約104万台であり、一昨年と比べても19.2%もの伸びを記録しています。他方、ベトナムの自動車国内販売台数はというと、約27万台とその市場規模に大きな差があることがわかります(販売台数はベトナム自動車工業会より)。

昨年2018年からは、ASEAN域内の関税が撤廃され、自動車完成車に対する関税もそれまでの30%から0%になりました。これにより、タイをはじめとしたASEAN諸国から多くの自動車完成車の輸入が予想されました。しかし、ベトナム政府は「政令116号」を打ち出し、この流れに歯止めをかけます。これは、輸入車に対し、生産国での品質保証書の取得や細かな検査を求めるものであり、実際に2018年の自動車輸入実績は前年比▲16.1%の8.1万台程度に留まりました。いわゆる「非関税障壁」ともとれる政策ですが、タイ国内での現地部品サプライヤーの数やこれまでの生産技術、設備などから考えても、輸入車の流入を長期間食い止めることはできないでしょう。

ベトナム初の国産車販売成功に向けた課題は、消費者のニーズをとらえることはもちろんのこと、交通インフラの整備や国民の所得拡大の継続、急速に進む少子高齢化対策、部品サプライヤーをはじめとする裾野産業の拡大など多岐にわたりますが、ベトナム政府の関わりが大きく期待されます。また、その多くは現在ベトナムが抱える課題をそのまま表しているともいえます。国産車普及がベトナム経済発展の試金石になるのかもしれません。

(ホーチミン派遣 今井 雅也)

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NPO法人 まちづくり学校

2019/03/01 :探訪

まちづくりの担い手を育て地域の活性化に貢献する      NPO法人  まちづくり学校

まちづくりの人材育成を長年継続し、人的ネットワークを通じて幅広く県内のまちづくりの支援を実施しているNPO法人まちづくり学校。その経緯や現在の取り組みなどについて、大滝代表理事からお話をうかがいました。

代 表 者 大滝 聡

所 在 地 新潟市中央区

設  立 2001年

運営委員 22名

会  員 135名

事業内容  人材育成事業、コミュニティビジネス事業、ネットワーク形成事業 等

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平成31(2019)年度税制改正のポイント

2019/03/01 :経営情報コーナー

だいし経営コンサルティング株式会社

平成30(2018)年12月21日に「平成31年度税制改正大綱」が閣議決定されました。

消費税率の引き上げに際し、需要変動の平準化等の観点から、住宅に対する税制上の支援策を講ずるとともに、車体課税について、地方の安定的な財源を確保しつつ大幅な見直しが行われます。

さらに、デフレ脱却と経済再生を確実なものとするため、研究開発税制の見直し等が行われます。

また、都市・地方の持続可能な発展のための地方税体系の構築の観点から、特別法人事業税(仮称)及び特別法人事業譲与税(仮称)の創設等が行われます。

このほか、国際的な租税回避により効果的に対応するための国際課税制度の見直し、経済取引の多様化等を踏まえた納税環境等の整備等が行われます。

今回は主要な改正点をご紹介していきます。本稿執筆時点では国会審議を経て可決したものではなく、記載内容が変更となる場合がありますのでご留意ください。

Ⅰ.個人所得課税

1. 住宅借入金等を有する場合の所得税額の特別控除の特例の創設

住宅にかかる需要変動の平準化のため、平成31(2019)年10月1日から平成32(2020)年12月31日までの間、消費税率10%が適用される住宅取得等について、住宅ローン控除の控除期間を3年間延長し、13年間になります。11年目以降の3年間については、消費税率2%引き上げ分の負担に着目した控除額の上限が設けられます。

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産業用ロボットの現状と活用状況

2019/03/01 :自主調査(調査報告)

─産業用ロボット導入を成功させるためのポイント─

はじめに

産業用ロボットは、これまで自動車産業や半導体産業などの大企業を中心に導入が進んできた。

しかし近年は、生産年齢人口の減少に伴う人手不足への対応や生産性の向上、作業従事者の負担軽減などに向けた取り組みとして、企業の規模・業種を問わず産業用ロボットを導入・活用する動きが広がりつつある。

本稿では、産業用ロボットの現状を確認するとともに、すでに産業用ロボットを導入している県内企業の活用事例を踏まえ、導入を成功させるためのポイントを整理する。

1産業用ロボットについて

(1)産業用ロボットとは

産業用ロボットは、一般に「センサーなどを用いて得られた情報を処理し、自立性を持って動く、産業に使用される機械」とされる。24時間安定した稼働が可能となるほか、人のように作業スピードに大きな差が生じない。さらに汎用性が高くさまざまな作業に対応させることが可能となるなど、産業用ロボットは、人手の確保が困難な企業にとっては頼りになる存在といえる。

なお、国内の規制により最大出力が80ワット以上の従来の産業用ロボットは、人との接触事故を回避するために製造ラインを柵で囲み、人の作業スペースと分離し活用することが定められていたが、技術革新による産業用ロボットの小型化や安全性技術の向上等を背景に、製造ラインを柵で囲むことが不要となったことから、人と産業用ロボットが共同で作業を行うことができる「協働ロボット」とよばれる産業用ロボットの普及が進んでいる。

(2)産業用ロボットの種類

産業用ロボットには多くの種類がある。ロボット本体に組み込まれている軸(関節)の数やモーター、取り付けるアーム(人間の手のように、掴む・放す・運ぶなどの作業をする産業用ロボットの腕)により分類され、作業できる範囲もそれぞれ異なる(図表1)。

主な産業用ロボットをみると、「垂直多関節ロボット」は、人間の腕のような構造を持ち、複雑な動きが可能なことから最も普及している。ロボットアームとも呼ばれ、汎用性が非常に高く、溶接や塗装、組立てなど幅広い工程で活用されている。

また「水平多関節ロボット」は、水平方向にアームが動く産業用ロボットである。英語では「selective compliance assembly robot arm」となり、その頭文字をとって「スカラ(SCARA)ロボット」とも呼ばれている。3つの軸(関節)を持ち、水平方向へのスムーズで滑らかな動きが特徴であることから部品の押し込み作業、半導体の搬送、基板の組立てなどに適している。

このほか「パラレルロボット」は、リンク(アームとロボット本体を繋ぐ部分)がパラレル(並列)に設置された産業用ロボットである。複数のモーターの出力を1点に集中させることにより高速動作が可能なため、部品の仕分けや部品を探し出し選び取るピッキングなどに活用されている。

なお上記のように、産業用ロボットは軸の種類や構造からアーム等の可動範囲、速度、精度などの特性が異なる。そのため、導入を予定している作業にはどのような産業用ロボットが適しているのか、事前によく検討することが重要となる。

(3)専用機と産業用ロボットの違い

 産業用ロボットの特徴を工作機械に代表される専用機と比べて示すと、まず専用機は、特定の作業を行うために設計・製作された文字通り専用の機械をいう(図表2)。特定の用途に特化させることで作業スピードや精度において高い性能を追求できるが、一般に特注品となることから初期投資は高額となる場合が多い。

一方、産業用ロボットは、特定の作業のために作られた専用機とは異なりパワーやスピードが劣る場合もあるが、産業用ロボットを起動させるためのプログラミング(主にロボットシステムの構築)を行うことにより、作業内容を自由に変更できるなど汎用性を持った機械であることが大きな特徴となっている。

なお、現時点では、パワーや作業スピードが勝る専用機の方が産業用ロボットより普及が進んでいる。ただし、産業用ロボットは、その汎用性の高さからある程度の作業変更には柔軟に対応できるとともに、繰り返しや大量の作業も行うことができる。そのため、産業用ロボットのメリットを十分活かしつつ得意とする領域を正確に見定めることが可能となれば、導入後は大きな成果を期待できる。

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