11月2021

このページのトップへ

グラフで見る県内経済2021年11月(九月の新潟県経済)

2021/11/01 :グラフで見る県内経済

概況:一部に弱さがみられるものの、持ち直している

生産活動は持ち直している。個人消費は持ち直しの動きが鈍化しており、設備投資と住宅投資、公共投資は下げ止まっている。

生産活動:持ち直している

7月の鉱工業生産指数(季節調整値)は、前月比2.5%低下して99.5となった。出荷指数は同0.4%低下して99.2となった。在庫指数は同0.7%低下して88.9となった。

汎用・生産用・業務用機械や化学は海外向けが増加しており、回復しつつある。

金属製品は原材料不足などにより一部で生産が滞っているものの、アウトドア関連用品や建設用金属製品が好調であり、前年を上回っている。

食料品は業務用が低調である一方、量販店向けなどは底堅い動きが続いていることから、横ばいで推移している。

一方、輸送機械は感染者拡大を背景とした海外工場の停止や半導体不足などの影響から、生産調整の動きがみられる。

5-7月期の3カ月平均値でみた在庫循環図(注)では、「意図せざる在庫減局面」と「在庫積み増し局面」の境界線上にある。

(注)在庫循環図:出荷と在庫の伸び率を比較することによって景気循環を判断する図。在庫循環図では景気循環に応じて、①意図せざる在庫減局面→②在庫積み増し局面→③在庫積み上がり局面→④在庫調整局面、という動きとなり、理論上は反時計回りで変化する

全文PDFtip_pdf

 

このページのトップへ

企業の海外展開の傾向

2021/11/01 :アジアリポート

株式会社  フォーバル        海外ディビジョン    村上  知     氏

当社はASEAN4ヵ国(ベトナム・カンボジア・ミャンマー・インドネシア)に現地拠点を置き、300名以上の現地スタッフが現地の「今」の情報をもとにした調査、海外事業展開支援のコンサルティングサービスを提供しております。今月は『企業の海外展開の傾向』についての情報をお届けいたします。

海外出張の必要性

未だ、世界中が新型コロナウイルスの影響下にある中、これまで頻繁に現地渡航を行い、ビジネスをされていた方々は『そろそろ久しぶりに現地に行きたい』と思われている頃かと思います。当社の現地法人がある東南アジア諸国も、ロックダウンと解除を繰り返しながら徐々に水際対策を緩和させていく傾向にあるようにも見受けられますが、いつから渡航ができるようになるかは今の段階では目途が立っておりません。これまでのように渡航ができるようになるには、しばらく時間がかかりそうです。

そうした中、今回の渡航制限を機に、従来のグローバル展開の方法を見直す企業があります。例えば、製造現場の管理・指導や機械のメンテナンス等のために、日本から毎月出張していた企業は、これを機に日本と現地を同一ネットワークでつなぎ(VPN構築)、新たな生産管理システム導入及び自動化を進めました。これにより、現地に渡航する必要性がなくなり、現地の属人管理によるリスク(※)を軽減させ、現地及び国内の生産効率化に大きく貢献しています。また、ある企業はこれまで商談会に出展し、海外販路拡大に努めていましたが、越境ECやオンライン面談、営業のアウトソーシングを進めることで、現地に行かずとも販路を開拓していくことに成功しました。

このように、これまでの『当たり前』を見直し、『新しい当たり前』にこの機会にチャレンジしていくことが常に環境に適応していくことができる企業へと成長していくのかもしれません。

 

 

 

全文PDFtip_pdf

 

このページのトップへ

新潟県の景気の現状と先行き見通し

2021/11/01 :自主調査

-一部に弱さがみられるものの、持ち直している新潟県経済-

01景気の現状と先行き

現状

◎一部に弱さがみられるものの、持ち直している

県内主要経済指標等から景気の現状を概観すると、生産活動は持ち直している。個人消費は持ち直しの動きが鈍化しており、設備投資と住宅投資、公共投資は下げ止まっている。総じてみると、県内経済は一部に弱さがみられるものの、持ち直している。

先行き

◎持ち直しの動きが続く

新潟県が公表している景気動向指数(先行指数・3カ月後方移動平均)をみると、2020年春を底に上昇基調となっていることから、県内経済は持ち直していくとみられる(図表1)。

生産活動は海外からの受注が回復しており、持ち直しが予想される。ただし、木材や金属など一部原材料が調達しづらくなっているほか、半導体不足などを背景に、生産調整の動きが広がることが懸念される。個人消費は食料品や日用品の底堅い需要が見込まれる。一方、感染拡大の状況次第で消費者の行動が慎重となることから、外食や旅行などサービス消費は下押し圧力が強い状況が続くと思われる。ただし、「ワクチン接種が進む中における日常生活回復に向けた考え方」が政府から示されており、今後、行動制限の緩和が進むことになれば、個人消費の改善に向けた動きも見込まれる。

全文PDFtip_pdf

このページのトップへ

県内企業におけるSDGsの取り組み(第1回)

2021/11/01 :自主調査

―企業に求められるSDGsへの対応―

新型ウイルス感染症の長引く影響によって経済環境の先行きが不透明ななか、未来志向の世界共通目標であるSDGsの視点を経営に取り入れる企業が県内でも徐々に増加している。

また、企業の取り組みを促すため、自治体では県の土木部や見附市が独自の登録制度を設けてSDGsに取り組む企業を登録・支援する動きもみられる。

本レポートでは、SDGsの概要と企業が取り組む意義を踏まえたうえで、実際にSDGsに取り組んでいる県内企業の事例を連載形式で紹介する。

01SDGsとは

国連が定めた世界共通目標

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、世界が直面する様々な課題を総合的に解決し、持続可能なより良い未来を築く目的のもと、2015年9月の国連サミットで採択された2016年~ 2030年までの目標のこと。

「2030年をこういう世界にしたい」という未来像を描いたもので、17の目標と169のターゲット、232の指標で構成される。法的拘束力はないが、国際機関や各国政府のみならず、企業や個人に至るまで全ての人に目標達成のための行動が期待されている。

全文PDFtip_pdf

このページのトップへ

ペアリングを考える

2021/11/01 :お酒の楽しみAtoZ

にいがた美醸     主宰    村山 和恵 氏

日本酒と何を合わせるのか

お料理を日本酒にあわせるといった考え方や楽しみ方も一般的になっていますが、このようなことを、数年前では「マリアージュ」、近年では「ペアリング」と呼んでいます。いずれもワインからきた考え方で、マリアージュとはワインと食事を組み合わせることで新たな味わいを生み出すこと、ペアリングはお料理1つ1つにそれぞれ異なるワインを合わせることを指しているようです。

今回は日本酒とお料理だけではなく、合わせてみたら双方が更に美味しく楽しくなるようなペアリングを、日ごろから私が行っていることを紹介しながら、幅広く考えてまいります。

全文PDFtip_pdf

このページのトップへ

DXは忘れよう!デジタルの前に「組織のトランスフォーメーション」を

2021/11/01 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

デジタル業界の「時の流れの早さ」

「竹内さん、RPAを推進したんですけど、全然うまく行かなかったんです。局所的な業務は効率化できたんですけど、そもそも、紙の業務が多くて……」ある団体に出向いたとき、IT担当の方からこう話しかけられました。

ちなみに、RPAとはRobotic Process Automationの略で、コンピューター上で行われる業務や作業を、人に変わって自動化する技術のこと。人間が繰り返し行うクリックやキーボード入力など自動的に行うことができます。

RPAは、数年前からデジタル業界を中心に流行っており、昨年ぐらいまではよく見聞きしていました。しかし、私がこの言葉を聞いたのは1年ぶりぐらい。以前は「これからはRPAだ!」と言われていたのに……デジタル業界の「時の流れの早さ」を感じました。

全文PDFtip_pdf

このページのトップへ

糸を績む、布を織る

2021/11/01 :越佐歴史漫筆

新潟市歴史博物館(みなとぴあ)  館長     伊東 祐之 氏

糸と布

寒くなると無地の黒っぽい臙脂(えんじ) の薄手のセーターを思い出す。1960年代、私の母は家で内職をしていた。家庭用の毛糸編み機で、業者の持ってきた毛糸を指定されたサイズ、デザインの身ごろに編んで納める内職であった。定期的に業者が製品を集めに来て、かわりに労賃と毛糸を置いていった。私も両手を体の前に立て、長巻の糸を糸玉にするのを手伝った。母は内職の合間に家族のセーターも編んでくれた。私は、母が縄目模様や込み入った色模様を編むのに苦労するのを見ていて、自分のセーターは無地がいいと言った。それが臙脂のお気に入りのセーターである。ほつれたセーターは解かれて弟のセーターに編み直されたが、今はコタツがけの緯糸(ぬきいと)になっている。

新潟市歴史博物館では開館以来、糸よりや機織りを度々題材にしてきた。今、服は店で購入する物である。古くなったり、汚れたりした服は、燃えるゴミに出される。子供たちは、自分の着ている服が布を縫ってできていること、布が糸を織ってできていること、糸が植物繊維や動物の毛をよってできていることを知らない。恰好をつけたり、暖を取ったりするために着る衣服に、長年にわたる人々の技や工夫、努力が詰まっていることを知ってほしい。実は現在もあなたの見えないところで多くの人が、あなたが着ている服のために、綿摘みをしたり、服を縫ったりして働いていることを知ってほしい。そう思って、博物館で取り上げている。

全文PDFtip_pdf

このページのトップへ

  次のページ»