誰もこなかったコワーキングスペース ―流行に流されず「本質」...

2021/09/01 :これからの働き方と「しごとのみらい」

特定非営利活動法人しごとのみらい     サイボウズ株式会社         竹内 義晴 氏

テレワークは目的ではなく、手段である

妙高市に在住し、NPO法人しごとのみらいを経営しながら、東京のIT企業サイボウズで「フルリモート週2日複業社員」という働き方をしている関係で、「どうしたら、新潟県内でテレワークが拡がるか、考えを聞かせてほしい」といったご依頼いただくことがあります。

コロナ禍によるテレワークの拡がりや、ワーケーションの流行で、コワーキングスペースの設置が全国的に進んでいます。新潟県内も同様の動きです。

本来、テレワークは働き方の「手段」であり「目的」でありません。「どうしたら、新潟県内でテレワークが拡がるか」よりも、「どうしたら、新潟県内の企業の働き方が柔軟になるか」といった議論の方が大切なはずですが、コロナ禍でテレワークの推進が求められていたり、ワーケーションの流行でさまざまな助成金などがあったりすることを考えると、「テレワークを推進すること」「コワーキングスペースを作ること」が目的になってしまうのも、仕方のないことなのかもしれません。

しかし、本質的な目的を設定しないままテレワークを推進するのは、危険だと感じています。というのも、私は以前、コワーキングスペースを運営して、失敗したことがあるからです。

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